神戸市灘区のご案内
お知らせ
灘区は、兵庫県神戸市の中でも東部に位置しています。北に六甲山・摩耶山を控え、南は大阪湾に面し、東はおおよそ石屋川で東灘区に、西は王子動物園および岩屋周辺で中央区に、北は北区に接しています。
地形的には、急峻な六甲山地の形成した広い複合扇状地であり、西から西郷川、都賀川、石屋川の3河川が南北に流れ、それらの川を横切って、東西に阪急、JR、阪神の各鉄道が走っています。
海抜は、六甲山町五介山が標高900.7メートルと最高で、南に向かって次第に低くなり、低地部の高いところでは標高-0.2メートル(味泥町)となっています。ちなみに、神戸市で一番標高が高いのは六甲山です。(標高931.3メートル)
国立公園でもある六甲山は、明治以降に英国人グルーム氏が開発した観光地として知られ、身近に自然を楽しめる山として市民に親しまれています。
市街地北部は、古くからの住宅や新しい団地、それに神戸大学・神戸高校などの大学や高校が並び建つ山麓地域、緑豊かな住宅地の広がる山手地域となっています。中央地域は、東のJR六甲道駅周辺は東部副都心として整備しており、西の水道筋商店街は庶民的な商店街として市民の台所をまかなうなど、住商複合の地域となっています。
住工複合の浜手地域はいきいきとした下町であり、新在家・大石の付近は西郷(にしごう)とも呼ばれ、古くから酒造地帯として有名な「灘五郷」のひとつです。
海岸沿いは、埋立地の工業と港湾流通業務を中心とした臨海地域です。各地域はそれぞれ異なった個性と特徴をもって発展してきました。
区民の皆さんとともに良好なコミュニティと活発な地域活動を継続・発展させるなど、「豊かな自然と笑顔あふれる住み続けたいまち」を目指しています。
灘区には数々の名跡があり、そのひとつひとつにはそれぞれの歴史が秘められています。樹齢1000年もある「春日神社の楠」や弘法大師が摩耶夫人像を取り寄せ安置したといわれる「天上寺」、奈良春日神社旧社殿を移したといわれる「六甲八幡神社」、桜ヶ丘町で発見された銅鐸や「沢の鶴資料館」に見られる灘の酒蔵など、史跡を見ると今までの灘区の歴史を知ることができます。また、神戸の観光地としても灘区は有名で、国立公園でもある六甲山を始め、王子動物園や県立美術館、神戸文学館や旧ハンター住宅など、文化・観光施設も数多くあります。